TALAPRO-2(Lancet)
遠隔転移を有するHRR遺伝子変異陽性の前立腺がんと診断され、去勢抵抗性となった男性が次の治療を考える場合、「イクスタンジ」治療に「PARP阻害薬ターゼナ」の上乗せを選択することで、生存期間の延長が期待できる。
HRR遺伝子変異陽性の男性において期待できる生存期間は、本試験の中央値から「イクスタンジ」治療を選択する場合は31.1ヵ月、「ターゼナ+イクスタンジ」治療を選択する場合は45.1ヵ月。期待できる無増悪生存期間は、本試験の中央値から「イクスタンジ」治療を選択する場合は12.2ヵ月、「ターゼナ+イクスタンジ」治療を選択する場合は30.7ヵ月。
HRR遺伝子変異陽性のうち、BRCA1/2変異のある男性において「ターゼナ+イクスタンジ」治療を選択した場合に期待できる生存期間、無増悪生存期間は、本試験の追跡期間中央値44.2ヵ月の時点においてはいずれも50%以上が増悪なく、生存できていた。一方、「イクスタンジ」治療を選択する場合は本試験の中央値から生存期間は28.2ヵ月、無増悪生存期間は11.0ヵ月が期待できる。
HRR遺伝子変異陽性のうち、BRCA1/2変異のある男性においては、本試験の中央値から「イクスタンジ」治療を選択する場合は32.6ヵ月、「ターゼナ+イクスタンジ」治療を選択する場合は42.4ヵ月。期待できる無増悪生存期間は、本試験の中央値から「イクスタンジ」治療を選択する場合は16.6ヵ月、「ターゼナ+イクスタンジ」治療を選択する場合は24.7ヵ月。
【発表】
2025年7月16日
【試験名】
TALAPRO-2(Phase 3)〔NCT03395197/jRCT2080224595〕
【試験参加国】
日本(名古屋大学医学部附属病院、弘前大学医学部附属病院、国立がん研究センター東病院、四国がんセンター、呉医療センター・中国がんセンター、北海道がんセンター、北海道大学病院、金沢大学附属病院、横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター、横須賀共済病院、大阪国際がんセンター、近畿大学病院、大阪大学医学部附属病院、浜松医科大学医学部附属病院、東京医療センター、慶應義塾大学病院、千葉県がんセンター、九州がんセンター、鹿児島大学病院、熊本医療センター、徳島大学病院、山形県立中央病院、山形大学医学部附属病院)、米国、アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、中国、チェコ、フィンランド、フランス、ドイツ、ハンガリー、イスラエル、イタリア、韓国、ニュージーランド、ノルウェー、ペルー、ポーランド、ポルトガル、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、英国
【原著】
Lancet. 2025 Jul 16. [PubMed: 40683287]
【さらに詳しく】
- HRR欠損去勢抵抗性前立腺がん、タラゾパリブ+エンザルタミドがOS改善(TALAPRO-2)/Lancet〔ケアネット〕
- 相同組み換え修復遺伝子異常がある転移を有する去勢抵抗性前立腺癌へのタラゾパリブとエンザルタミドの併用は死亡リスクを37.8%低減【ASCO GU 2025】〔日経メディカル〕
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